電池の正しい捨て方・処分方法
2026年3月28日
電池の正しい捨て方・処分方法
~リチウムイオン電池・ハンディファン廃棄完全ガイド~
電池の捨て方を間違えると火災事故に

リチウムイオン電池を含め各種電池の処分方法を間違えると、重大な火災事故につながる可能性があります。 下記のような事故に関する報告もあり、特にリチウムイオン電池を廃棄・処分する際は、注意が必要です。
製品評価技術基盤機構(NITE)には、2020年から2024年までの5年間に報告された「リチウムイオン電池搭載製品」の事故が1860件ありました。事故の約85%(1860件中1587件)が火災事故につながっています。
※出典・引用 製品評価技術基盤機構(NITE) のHPよりhttps://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/mailmagazin/2025fy/vol481_250722.html
東京都環境局によると、廃棄物処理の過程における発熱・発火を原因とする、収集運搬車両や廃棄物処理施設の火災事故が急増しています。
※出典・引用 東京都環境局 HPより
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/resource/recycle/battery/
絶対に“可燃ごみ・不燃ごみ”等の一般ゴミと一緒に捨ててはいけない電池・電子機器
リチウムイオン電池を使用した製品
製品例:
- スマートフォン
- モバイルバッテリー(火災リスクが高い)
- ハンディファン(内蔵バッテリーあり)※携帯型扇風機
- ワイヤレスイヤホン・Bluetoothスピーカー
- 電子タバコ
- 電動歯ブラシ・電動シェーバー
- 小型ゲーム機・タブレット端末 など
その他の充電式電池の種類
- ニッケル水素電池(充電式単三・単四電池 など)
- ニカド電池 など
これらの充電式電池は処分方法を間違えると、ごみ収集の際に収集車で行われる“ごみの圧縮作業”中に発火する可能性があり、重大な事故につながる危険性があります。
【種類別】電池の正しい捨て方・処分方法
家電量販店での無料回収(全国対応)
JBRC認定の家電量販店では、小型充電式電池の無料回収を実施しています
主要家電量販店の回収状況
- ビックカメラグループ:全店舗で回収ボックス設置
- ケーズデンキ:JBRC回収協力店として対応
- ヤマダ電機:全店舗で回収ボックス設置
- エディオン:全店舗で回収ボックス設置
JBRC認定の協力店は全国で2万店以上あり、電池の捨て方に困った際の最も身近な選択肢です。
※破損、水濡れ、解体、膨張等の異常がある電池の場合は回収不可
自治体の回収拠点・回収日
多くの自治体では独自の電池回収システムを設けています
お住まいの地域の電池処分方法については、自治体のホームページで確認することをお勧めします。
渋谷区ではボタン電池、小型充電式電池(モバイルバッテリーなど)は回収していないため、処分の際は、「小型充電式電池リサイクルBOX」のある回収協力店・協力自治体にお出しください。
破損・変形・膨張などにより、回収協力店に回収を断られた場合は、渋谷区清掃事務所までお持ちください。
なお渋谷区以外にお住いの方の持ち込みは受け付けていません。
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kurashi/gomi/recycle/other.html?id=llwfpsukr#h2-hf6f750f2d3
お近くの小型充電式電池回収の協力店・協力自治体につきましては、下記のリンクより
ご確認ください。
一般社団法人JBRC:(https://www.jbrc.com/)
小型充電式電池回収 協力店・協力自治体検索(検索システム):
URL : https://www.jbrc-sys.com/brsp/a2A/itiran.G03
電池の種類の確認方法
電池の処分を行う前に、まず電池の種類を正しく特定しましょう
- リサイクルマーク(スリーアローマーク)の確認:電池本体に記載されているマークをチェック
- 電池の種類表示:「Li-ion」「リチウムイオン」の記載を確認
- 製品の取扱説明書:電池仕様の確認

小型充電式機器の処分前の安全対策
ハンディファンの処分方法
ハンディファンの捨て方は、電池の取り外しの有無によって異なります
電池取り外し可能な場合
- リチウムイオン電池等の充電式電池の場合、電池を取り外し、小型充電式電池として
※乾電池等の使い捨て電池の場合は、電池を取り外し自治体の指示に従い処分
- 本体は自治体の不燃ごみまたは小型家電として処分
充電式電池一体型の場合
- 家電量販店の小型家電回収を利用
- 不用品回収業者への依頼を検討
- メーカーの回収サービス(一部メーカーで実施)
モバイルバッテリーの処分方法
通常のモバイルバッテリー処分
リサイクル協力店に設置してある「充電式電池リサイクルBOX」に入れる方法が最も一般的です。
膨張したモバイルバッテリーの処分
膨張した電池は家電量販店での回収が困難な場合があるため、メーカーに直接相談することをお勧めします。
電池を普通ごみに出してしまった場合のリスクと危険性
間違った電池の捨て方により実際に発生している事故
- ごみ収集車の火災事故:作業員の安全に直結する重大事故
- ごみ処理施設での火災:施設の損壊・運転停止
- 近隣住民への影響:避難・交通規制が必要になる場合も
これらの事故は、正しい電池の処分方法を知ることで100%防ぐことができます。
まとめ:安全な電池の捨て方で火災事故を防ごう
電池の正しい捨て方・処分方法のポイント:
- リチウムイオン電池は絶対に普通ごみ(可燃・不燃・資源)に出さない
- 小型充電式電池は、家電量販店の回収ボックス利用が最も簡単
- ハンディファン等の小型家電は自治体の回収ボックスを利用して処分する
※但し、小型家電回収ボックスを利用する場合は、事前に対応可能か自治体へご確認ください。
- 膨張・破損した電池はメーカーに相談
- 地域の自治体の処分ルールも事前確認
NITEの統計からも明らかなように、間違った電池の処分方法による火災事故は年々増加しています。私たち一人一人が正しい電池の捨て方を実践することで、こうした事故を防ぐことができます。
小型充電式電池の処分でお困りの際は、JBRCの公式サイトで、最寄りの回収協力店を簡単に検索できます。
安全な社会を維持するために、適切な電池の廃棄方法を心がけましょう。
